CGとCVの日記

Computer GraphicsとComputer Visionについて

CG系の研究で使えるソフトウェア on Mac

CG系の分野は資産がたくさんあります(他の分野もそうだと思いますが).
また,うちの研究室ではMac使いが少なく寂しいのでまとめてみます.

Editor 系

terminal

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言わずと知れたterminal.sshで研究室サーバに入るときとか使います.というかいつでも使えます.なんでも出来ます.

GNU Emacs For Mac OS X

emacsはフトントエンドがCocoa APIで作られた通称"Cocoa Emacs"があるので安心ですね.入れましょう.
でもぼくは-nwオプションつけてterminalで作業するのが好きです.
~/.emacs をいじりましょう.

browzer

ブラウザならなんでもいいですが,先生やセンパイや共同研究先からもらったファイルが文字化けして読めない場合があります.
そういうときはブラウザにぶち込んだら大抵読めます.

MacWiki - TeXShop

論文はTex派かWord派かに別れると思いますが,Texで行きましょう.
WYSIWYGにはWYSIWYGの良さがあると思いますが,Markup Languageはやはりきれいに仕上げるとこが出来ると思います.
再利用も簡単ですし.
MacでTexを使おうと思ったら,emacs等のエディタで書いてコンパイルしてもいいのですが,面倒なのでTexShopがいいと思います.

Keynote

Mac使いだとKeynote使いたいですよね.ぼくもそうです.
しかし,明らかにPowerPointに劣っている点があります.

  • 図形が貧弱

図(矢印とか四角)とかが貧弱です.2次元だとまぁ使えるのですが,3次元的に見せたい場合(例えば四角を平行四辺形に変形させたり)がダメです.
こういうときはPowerPointの力を借ります.PowerPointは図形が充実しているのでそれをCopy&PasteすればOKです.

  • デフォルトの設定がよろしくない

デフォルトだと文字がかなり大きくなってしまうので,Master Slideを変更することをお勧めします.
タイトルのフォントサイズは84 -> 48ぐらいに変更するのがよいのでは無いでしょうか.

LaTeXiT

keynoteに数式を入れたい場合はLaTeXiTが使えます.Texの文法で書いて,Drag&Dropでいけます.
やっぱTexがいいですね.


Viewer系

次はViewer系です.Graphics系だとやっぱり絵がないと寂しいですよね.でもゼロからViewerを作ろうとするとけっこうめんどいです.

ImageJ

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通常の画像処理だとGIMPとかPhotoshopとかでいいのですが,画像の解析となるとこのImageJが便利です.
主に生物系の人が使ってるみたいです.
ボクセルのボリュームデータを呼んでくれるところがいいですね.
あとJavaで書いてあるのでどの環境でも動きます(たぶん),自分でPlugInを書くことも出来ます.

MeshLab

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メッシュに対していろんなファイル読めるし,いろんな処理をすることができます.
点群も表示することができます.フリーのメッシュviewerの中では一番いいのではないでしょうか.

ParaView - Open Source Scientific Visualization

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これは主に何かしらの値(スカラ,ベクタ)を持ったメッシュを表示するときに使います.
また,paraviewは入力データに対してフィルタをかけていくようになっていて,例えばthresholdや領域指定で表示範囲を

いろんなフォーマットのファイルを読むことができますが,
ぼくはVTK Formatを使っています.
VTK format
非構造メッシュももちろんあります.ぼくはTetrahedral MeshやTriangle Meshの可視化にお世話になってます.

こんな感じですねー.次はLibraryや参考書編でも書こうかなと思います.