CGとCVの日記

Computer GraphicsとComputer Visionについて

脳の中の幽霊

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書)

友だち,教授に薦められたので購入
初版は1999年と少し古いですがとても面白いです.

ラマチャンドラン博士が脳に疾患をもつ患者とのやりとりや実験から,
脳に関する新たな仮説を導いていきます.

自分の脳がどのように動いているのだろうと考えざるをえません.

光学文字認識 ocrad

光学文字認識に興味があったので Gnu Ocradというライブラリを使ってみた.
ソースはここ->http://www.gnu.org/software/ocrad/

いつもどおり

$ ./configure
$ make
$ sudo make install

でインストール完了.


マニュアルを読むと
どうやらファイルからの入力はpbmかpnm限定らしい.
そこでダウンロードしたフォルダ内にあるocrad.pngをpngtopnmを使って変換.

検出した文字を出力するテストコード完成.

#include <iostream>
#include <stdio.h>
#include "ocradlib.h"

using namespace std;

int main(){
   if( OCRAD_version()[0] != OCRAD_version_string[0] )
      printf( "bad library version\n" );

   OCRAD_Descriptor * od;
   const unsigned char invert = 1;
   int blocknum, linenum;

   od = OCRAD_open();
   cout <<"error num " << OCRAD_get_errno(od) <<endl;
   cout << "set image " << OCRAD_set_image_from_file(od, "./ocrad.pnm", 1) << endl;
   cout <<"error num " << OCRAD_get_errno(od) <<endl;
   cout << "recognize " << OCRAD_recognize(od, 0) << endl;
   blocknum = OCRAD_result_blocks(od);
   cout << "blocknum " << blocknum << endl;

   for(int i=0; i<blocknum; i++){
     linenum = OCRAD_result_lines(od, i);
     for(int j=0; j<linenum; j++){
      printf("result =  %s\n", OCRAD_result_line(od, i, j));
     }
   }
   return 0;
}

f:id:daiki_yamanaka:20110206002136p:image
ocrad.png
でやってみると

result = OCR+

と出力されました.

ちゃんと認識できたので次はWEBカメラ+OpenCVでやって見る.

夏への扉

夏への扉[新訳版]

夏への扉[新訳版]


wikipediaによると
アイザック・アシモフアーサー・C・クラークと並んで、世界SF界のビッグスリーとも呼ばれているハインラインの「夏への扉」を読んでみた.


コールドスリープやタイムマシンを使うタイムトラベルもので,タイムトラベルの原理も2つ質量の同じものを入れて,片方は過去へ,もう片方は未来へ行くっていうのが作用反作用みたいでありそうだなぁと思いながら読んだ.


主人公が技術系なのもよくて,未来もよく描かれてたと思う.
自分が作った会社に追い出されるっていうのもなんかappleっぽくてよかったし.


この本を読んだ一番の感想はコールドスリープしたいってこと.
20年後世界がどうなってるか知りたいし,ぼくの好きなガジェットがどう進化してるか見てみたい.
みんなBMIを付けて歩いているんだろうか.


ぐぐってみるとどうやらそういう技術はcryonics(人体冷凍保存)というらしい.
ロシアのKrioRusという会社が脳の冷凍保存のサービスを初めてた.
http://old.kriorus.ru/english.html


wikipediaによると brainが$10000でfull-body が$30000らしい.
思ったより高くなかった.本当にもとに戻れるならやってみたいかも.

iWork!!

ついにiWork買いました.
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今まではOpenOfficeNeoOfficeLotus Symphonyを使ってました.
Lotus Symphonyはあまり知られてないみたいですが,IBMが開発している無償のOfficeです.
基本的にはOpenOfficeと変わらないのですが,ブラウザのようなタブ機能がついていて使いやすいです.

それはさておきMacにはOffice for Mac と iWorkという選択肢があって,Macユーザのかたは結構悩みどころだと思います.iWorkを選んだ理由をまとめてみます.

  ・安い
  ・フォントが好き
  ・特にMicrosoft Officeに慣れているわけでもない

こんな感じですかね.決してApple信者なわけではありませんw

iWork '09

iWork '09

SE535

愛用していた10proが盗難にあったのでSE535を買いまいした.

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10proには満足していたんですが,SHURE好きの人の話を聞くと10proは下品的なことを言われて,それならとおもってSE535にしました.

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1ヶ月使った印象は,なんというか優等生です.もともと聞く音楽がRockやPopsだったこともあって低音が強かった10proと比べると少し物足りない感じがします.

それとも全部良すぎて個性がないってことなのか?
まぁ解像度はすごく高いし満足してます.
文句があるとすれば,ケーブルが長い!162cmです.取り回ししづらい.

やっぱり10proもほしいですね.

Ultimate Ears TRIPLE.Fi 10 PRO TF10PRO

Ultimate Ears TRIPLE.Fi 10 PRO TF10PRO


【国内正規品】 SHURE 高遮音性イヤホン クリアー SE535-CL-J

【国内正規品】 SHURE 高遮音性イヤホン クリアー SE535-CL-J

スウェーデンで盗難にあう(保険請求編)

前にも書いたとおりスウェーデンで荷物を盗まれるという事態が発生しました.
どうにかこうにかパスポートは再発行できて,無事日本に帰ることができました.
今回は保険の請求について書きたいと思います.
ぼくが入った保険は三井住友海上で保険金は9日間で7000円程度だったと思います.
この保険では携行品は全部で30万円まで,1つあたり10万円までが保障の対象となります.
今回保険を請求するのは
・PC(ThinkPad X201s) 137,800
iPad 58,800
・イヤホン(Ultimate ears Triple.fi 10pro)49,800
・バックパック(Arcteryx ARRO22) 22,000
の4つです.

保険の請求には
・盗難の証明書(Police Report)
・各携行品の領収書または購入証明書
が必要となります.

領収書を再発行してもらったりいろいろして結局
・PC(ThinkPad X201s) 137,800 -> 100,000
iPad 58,800 -> 58,500
・イヤホン(Ultimate ears Triple.fi 10pro)49,800 -> 49,800 *(0.95)^3
・バックパック(Arcteryx ARRO22) 22,000 -> 22000 *(0.95)

総額230,000円ほど保障してもらえそうです.
PCは1つ100,000円の制限があるのでこの値段で,
イヤホンとバックパックについては購入半年ごとに補償額から5%引かれるそうです.

三井住友は購入時の金額でしたが,保険会社によっては時価というところもあるので
注意したほうがよさそうです.

ぼくとしてはなくしたものの中で一番高価なものはPCだと思ってたのですがどうやら違うようで,日本のパスポートは海外で高く取引されているそうです.

改めて日本という国の国力を感じました.

ある先生はタイの暴動にたまたま居合わせたようで
その時に日本・米国のパスポートの所有者から優先的に逃げることができたと言ってました.
また,アフガンから日本に来る予定だった留学生の話ですが,彼は飛行機の乗換のために中国に降りる予定だったのですが,強制送還されてしました.
たぶん日本人だったらありえないと思います.

この話を聞いたときに日本という国の力,パスポートがもつ力を感じました.

スウェーデンで盗難にあう(パスポート再発行編)

9/21〜9/29までのあいだストックホルム&ロンドンに行ってきました.

旅の目的は大学の協定校訪問で,KTHとImperial collageに良く予定でした.

スウェーデンでは日本語を勉強している学生についてもらって授業の見学や観光をしました.

しかし,スウェーデンでの最終日9/25に荷物の盗難にあってしまいました.

盗難にあったのはバックパック(Arcteryx ARRO 22)で中には
・パスポート
・PC(ThinkPad 201s)
iPad
・イヤホン(Ultimate ears Triple.fi 10pro)
etc...
が入っていました.

その中で一番重要なものが"パスポート"です.これがないと帰国できません.

パスポート再発行までの一部始終を書いてみたいと思います.

1.大使館に電話
  まずはスウェーデンの日本大使館に電話です.番号は「地球の歩き方」に乗ってました.
  たぶん大抵の観光本にのってると思います.
  電話して事情を説明すると再発行には以下の物が必要なようです.
  ・戸籍謄本
  ・Police Report(盗難を証明するため)
  ・写真2枚(パスポート破棄・発行の書類用)
  ・現金
 
 そこで親に電話してスウェーデンの日本大使館に戸籍謄本をファックスで送ってもらいました.
 
2.警察でPolice Report
  近くの交番みたいなとこに行くもしまってる.(ストックホルムの中央駅の所なのに.)
  スウェーデンは土日は職業によらず営業時間が短くなるようです.
  しかたないので一番大きなところに向かいます.
  そこでいろいろ聞かれ無事Police Reportを作成.
  内容は
  ・個人情報(名前,住所,国籍など)
  ・事件の状況
  ・盗難品
  です.

  できたレポートは盗難品の合計が間違ってたので抗議したのですが,「細かいとこは関係ない」的なとこを言われてだめでした.

3.日本領事館で再発行
  なくしたのが土曜日の夕方で,土日は領事館が休みなので月曜日に領事館に向かいました.
  (身内の葬儀など緊急の場合は土日でも対応してくれるそうです.)
  2枚の書類を書き,6時間ほどまって受け取りました.


PCはwindowsにログインするのにパスワードが必要ですが,HDDにパスワードをかけてないので情報は読まれていると考えたほうがいいようです.webサービスのパスワードはほとんど変えました.
iPadやiPodtouchはMobilemeに登録しておけば現在地が取得できたよです.

スウェーデンは非常に治安がよく出会う人も親切で,かつ団体行動で油断していたのかもしれません.
スウェーデンの友人に聞いたところ治安はいいけど観光客は狙われやすいとのことです.
あと日本人は先端のものを持っているというイメージがあるようです.

海外旅行の際は気をつけましょう!!